バンクーバーにて
大変ご無沙汰しています。昌子@Vancouverです。またまた、かんとくの海外活動速報です。
今日は、12:00PMより「Vancouver Art Gallery」正面にて毎年恒例になっている「Merry Tuba Christmas」に無理を言って、時間を作って聞きに(この時点ではまだお客様)来て頂きました。勿論、私も吹いています。(何処に居るか分かりますか?どうでもいい事ですね。)
このEnsembleは1971年より続いている伝統芸能(?)だそうで、世界各地でTuba馬鹿達が何故かChristmas前に集まって、屋外でChristmasMusicを合奏します。
ここVancouverでも、例年30人前後の馬鹿者達が、何処からとも無く集まってきます。勿論、屋外なので入場無料。出演者もノーギャラ。
メンバーはプロ・アマチュア・学生などで構成され、と書けばかっこ良いですが要はVancouver中の暇なTuba吹きが集まって約20分のリハーサルをした後、日本人にとってはとても寒い(どうやらCanadian達は皮膚の構造が日本人と違うらしく、Tシャツ、短パンで聞いている客もいた。)屋外で約1時間のconcert(と言うよりPerformance?)を行いました。しかも、ずっと休憩無しのぶっ通し!。全部で23曲。(もの凄く辛かった。)私も過去にシカゴで同じ物を見たのですが、シカゴで行っている「Merry Tuba Christmas」の指揮者はあの巨匠フェネル氏でした。こっちの演奏者はなんと約120人!。すっすごすぎる!。規模が違う。さすがアメリカ!。デカけりゃ何でもいい?
話が少し反れましたが、演奏中にメンバーが(勿論、私以外は全員Canadianです)、「あっ!あれはMr.Kayouじゃないか?。」「何で彼が今、Vancouverに居るんだ?」等聞かれ、(皆さんご存知の通り、かんとくはVancouverでは非常に有名です。)説明すると、「ぜひ振ってもらおう!!」という事になりNew Zealandに続き、突然指揮をお願いする事になり「O Little Town of Bethlehem」を指揮をして頂きました。冷静に考えてみればもの凄く失礼な事ですね・・。しかもギャラは「Merry Tuba Christmas」のバッチ(非売品)1個だけ・・・。本当にスミマセン。_(._.)_
結果は皆さんのご想像の通り、今までとメンバーが違うんじゃないかって位Ensembleが変わりました。全然指揮を見ていなかったメンバー達が、かんとくに噛り付くように指揮を見て全員が実力以上の演奏をしました。
当たり前で失礼かもしれないですが、本当に凄いですね。Soundが全く違う。聞いていた普通のCanadian達もとても驚いていました。
う~ん! さすが、かんとく。
以上、現場より水野がスターバックスのコーヒーを片手にお伝えしました。(冗談です。)
提供:Vancouverの昌子様
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