NHK-FMに出演

【NHK】

土気シビックウインドオーケストラは、先日開かれました第48回全日本吹奏楽コンクール一般の部で見事金賞を受賞されました。この一般の部というのは、オーケストラで人数制限の無い部ということなんですが、今日は、常任指揮者の加養浩幸さんにお越し頂きました。よろしくお願いします。

【加養先生】

よろしくお願いします。

【NHK】

このたびは、金賞の受賞大変おめでとうございます。

【加養先生】

ありがとうございます。

【NHK】

ご感想はいかがでしょうか?

【加養先生】

そうですね、沢山の方に応援していただいて、団員も少ない時間の中で精一杯努力して、全国で最高の賞をいただいたということで、素直に、率直に嬉しく思います。金賞は連続で3回いただいていることになるんですけれども、ここで終わりというよりも、また次へ今度はなにをやろうかなという気持ちになれたらなと思っているんです。

【NHK】

この市民オーケストラ、構成はどんな風になっているんですか?

【加養先生】

「オーケストラ」と付いているんですが、その前に「ウインド」とあるように、簡単に言うと吹奏楽の編成になります。オーケストラって言うと、管楽器と弦楽器と打楽器、吹奏楽の場合は単純に弦楽器を抜いたような感じになります。詳しく言うとちょっと違うんですが、わかりやすく言うとそういうことになって、例外として「コントラバス」という一番大きい弦楽器だけが加わることになります。

【NHK】

そういったオーケストラの構成でやってらっしゃるということなんですが、このオーケストラの名前、「土気」って入りますね。これ、千葉市の「土気」ですよね。

【加養先生】

はい、そうです。

【NHK】

「土(つち)」に気持ちの「気」と書いて土気と読むんですが、どんなメンバーで構成されているんですか?

【加養先生】

実は私が数年前まで、土気中学校という公立の学校で音楽の教師をしておりまして、そのときの私が指導していた教え子たちが、卒業してもバンドをやりたい、続けたい、という気持ちで集まって、それから事が起こったんですけれど、今は卒業生か関係なくいろいろな職種の方、学校の先生、お医者さん、OL、サラリーマン、学生、そういう年齢が結構離れていても音楽という一つのジャンルで一緒に活動が出来ますということで、今はもう100人を越える大所帯になりました。

【NHK】

加養さんが、土気シビックを引き継がれたのはいつごろからなんですか?

【加養先生】

引き継いだと言うよりも、コンクールに出るようになってから私が指揮をしていることになるんですが、6年前になるんでしょうかね。

【NHK】

あの、さきほど「土気」という「土(つち)」に気持ちの「気」と書く、なかなか読めないと思うんですが、全国大会で金賞を3回も取ると、とたんに皆さんに名前が知られるようになったんじゃないでしょうか?

【加養先生】

土気中学校で最初にその大会に出たときは、「どき」だとか「つちき」とかいろいろ言われたんですが、おかげさまで最近は、音楽関係者には、最初から「とけ」と読んでもらえるようになりました。

【NHK】

この貢献は地元の方には大きいですよね。

【NHK】

精力的な演奏活動をされていらっしゃるとおうかがいしますが、どんな活動をされているんでしょうか?

【加養先生】

大きくは、コンクールに参加すること、それから年一回、演奏会を千葉県の文化会館で行っているんですけど、その他に、年に一回レコーディングして、CDを世の中にリリースしています。今までに4枚作りまして、来年(2001年)の2月には5枚目を作る予定で、今、練習に追われています。

【NHK】

レコーディングって、皆さんを集めておやりになるんですか?

【加養先生】

そうです。ホールを借り切ってやりますので、結構大がかりになるんです。ま、その他にも養護学校に行ったりだとか、お祭りに参加したりだとか、地元の方々の要望にもできるだけ答えられるように努力をしています。

【NHK】

練習はどんな風にされているんですか?

【加養先生】

基本的には日曜日の夜、公民館をお借りして練習をしているんですけれども、時間的に制約があるものですから、なかなか思うようには行かないのですが、メンバーの皆さんも自分の時間を都合して集まってきて下さいます。

【NHK】

そうですか。聞くところによりますと、大変幅広いジャンルの音楽を演奏なさると伺ったのですが、どんなものを演奏なさるのですか?

【加養先生】

勿論クラシックのものから、吹奏楽のオリジナルで作曲されたもの、それから演奏会などでは、歌謡曲からジャズから演歌から、もうなんでもやります。

【NHK】

演歌の吹奏楽って一回聴いてみたいものですね。(笑)

【加養先生】

なかなかいいものですよ。吹奏楽っていうのは、外でも演奏できるし中でも演奏できるし、歩きながらもできるっていう、柔軟性をもった、一番動ける音楽ではないかなと思っているので、いろんなものが演奏できるという魅力があると思いますよね。

【NHK】

そうですか。来年レコーディングも控えていらっしゃるということなんですが、今後の活動はどんなことを考えていらっしゃいますか?

【加養先生】

一番はやっぱり、普段音楽を聴かないような人たちに、出来るだけ興味を持って、「音楽っていいなあ!」というように思っていただけるような活動ができれば最高に嬉しいです。今はコンピュータの世の中ですが、アコースティックの、生の楽器の響きっていうものがいつまでも人から愛されたらいいなと思います。

【NHK】

来年いよいよ21世紀ですが、それに向けては何か?

【加養先生】

宣伝になりますけど、(2001年)5月3日にまた千葉の文化会館で開きますので、是非たくさんの方にいらしていただけれれば、団の魅力が伝わるのではないかと思います。

【NHK】

今日はCDも持ってきていただきましたが、本当にバラエティーに富んだCDの内容になっていますね。

【加養先生】

どれか一曲は皆さんの知っている曲というようにしているつもりなんですが・・・。出来れば多くの方々に聴いていただけたら嬉しいです。

【NHK】

今日はどうもありがとうございました。

【加養先生】

お世話になりました。

【NHK】

今日は土気シビックウインドオーケストラ常任指揮者の加養浩幸さんにお越しいただきました。それでは、土気シビックウインドオーケストラからお聴きいただきましょう。「オードリー・ヘプバーン・メドレー」です。 今日はどうもありがとうございました。

【加養先生】

ありがとうございました。

(後、「オードリー・ヘプバーン・メドレー」流れる)